加賀八つ房とうがらし

 

江戸時代、新宿から大久保方面には、一面とうがらし畑が広がっていたと言われています。このとうがらしは、実が空に向かって房のようにつく「八つ房」という品種で、その実は葉の上に出て熟します。宿場町のあった内藤新宿で栽培されたことから「内藤とうがらし」と呼ばれ、市民の生活に浸透していました。赤く染まった一面の畑は人々の心を潤わせていたことでしょう。

 

2010年、このとうがらしを、約400年の時を経て復活させる「内藤とうがらしプロジェクト」が東京で発足。品種改良されていない数粒の種を、隔離栽培して固定種に育てることに成功。2013年には伝統の在来種である「江戸東京野菜」に認定され、ブランド野菜として復活しました。

 

この復活プロジェクトのメンバーは以前から桜の植樹などを通して平町と交流がありました。平町は山のてっぺんに位置し、固定種を栽培するには適した土地柄でもあることから、2012年に「加賀八つ房とうがらし」としての栽培が始まりました。

 

「加賀八つ房とうがらし」は、優しい辛みで食べやすいという特徴があります。また葉も大きく柔らかいため、葉とうがらしとして調理もできます。旨み成分が豊富なため、だしにも使えるとても万能なとうがらし。

 

里山の農業として、野生動物による被害がないとうがらしの栽培は適しており、食用での販売やとうがらし細工など地域資源としての活用を進めています。

 

 

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